第18回ホンダエコノパワー鈴鹿大会 参戦記

6月12日 4:30集合 今回は中村君にトランポをお願いした。手早く積み込みをして5:00には草津を後にした。

台風接近のため雨の心配をしたが何とか持ちそうなお空だ。

国道1号線で鈴鹿まで行くことにした。時間も早いため混雑も無くかなり調子よくはしれた。

しかし、鈴鹿バイパスに入ったとたん大型トレーラーを引きずるレッカー車の後ろに付いてしまい、

到着が7:00を過ぎて受付の余裕がなくなった。

手早く車検の用意をし列に並ぶことに、しかしブレーキテストを先に受けろといわれ、ブレーキ検査に向かうことに、

その列に並んでいると、競技長の笠井さんがあらわれ、車検の時間切れになるとからかわれた。

ブレーキテストでは難なくパスしました。今回はディスクブレーキを採用しているので良く効きすぎて、ロックしていました。

手順は、坂の途中のパイロンでブレーキON、先のパイロンまでで停止できればOKでした。

手動ABSッてな感じでキュッキュッとうまくロックしないようにしていました。

ブレーキテストスタートの図  オフィシャルの方が1台ずつ丁寧に説明されていました。

ブレーキテストゴールの図 2個目と3個目のパイロンの間で停止できました。

ブレーキテストの後、車検に向かうと車体に関する質問もほどほどにヘルメットの適合でNGとなった。

如何したものかと考えているとドライバーズミーティングの場でヘルメットNGの場合の方法が説明された。

それによると競技長に絶対事故は起こしませんから走らせて下さいと言う内容の嘆願書を提出すれば良いと言う事でした。

早速、笠井さん宛てに嘆願書を書いた、手渡すときに車体に力を入れすぎてヘルメットがおろそかになったと

またまた、からかわれた。

逃げるように次のトランスポンダーのテストに向かった。難なくクリアしピットに向かった。

車検の列に並んでいたときに他の車を見ておもったのですが、配線が引きずっているものや、リレーを引きずっている物、

車体を覆っている塩ビ板がヒラヒラしている物等、どう考えてもアカンヤロと思った。

9:00 フリー走行は1回3周を守ることと聞いていたので、まずは軽く流すことにした。

シェイクダウンもまともに出来ていなく、車体剛性も不安がありました。

ピットロード最端部ですでに車速は60km/hで1コーナーでは70km/hで少し早めにエンジンONで下限速度20km/hをキープと指示しました。

ダンロップコーナーを30km/hで駆け上がり最終コーナーを20km/hで出てストレートに入ると1コーナーでは90km/h以上になりました。

無線で90km/hを聞いて、初めはそんなはずないヤロ、メーター見間違ってると信じませんでした。

次の周回はメーターを読み上げさせました。ストレート真中あたりですでに70km/hを超えてやはり90km/hになりました。

他の車両と明らかに違うスピードでストレートを下っていきました。

あとでTWYの吉村さんと話していたら「えらい早いなぁ」と言われました。

タイヤをカウルで包むだけでもかなりの空力アップが望めると教えていただいた。

これでは危険なので最終コーナーを10km/hに指定し、最高速度90km/hを守るように言いました。

もし、Overするようならブレーキも使えと。

ただし、高速域でロックさせるとさらに危険なのでそこは上手く効かすように。

なんとか3周のフリー走行が終わりピットインさせ、タンクを見るといい感じでした。

タンクの1/3くらいしか減っておらず、なかなかの手ごたえがありました。

加圧をフリーにして確認したらさらに残量アップでした。調子に乗ってもう1ラップフリー走行に参加しました。

調子よく出て行ったのですが、ダンロップコーナーを上るのに息継ぎするとの事で、

さっきの加圧フリーの時に空気が入ってしまったと判断し、緊急ピットインさせました。

そのときに妙にステアリングが切れる方向があるなぁとみなで話していたら、

なんと、あまりの早さにステアリングの機構に負荷がかかり曲がっているのを発見しました。

このままでは、直進性どころかいずれ旋廻も出来なくなると判断し、ピットにて全バラシして直しました。

前回の車の部品を使ったのですが、長さが足りなく長ねじにて延長していたところに応力がかかり、まがっていました。

トカンチで叩き倒してとりあえず真っ直ぐにして応急修理完了にしました。

横では、ドライバーが不安そうな顔して見ていました。

13:00 いよいよ記録会スタートです。Gr1から出走ですが、台数が少ないのですぐにGr2に回ってきました。

今回ゼッケン22でかなり早い方でしたので、またまたゼッケン順には出走できず、30番くらいの中に混ぜてもらいました。

全重量計測でしたので、パイプの空気抜きに時間が掛かりました。

スタートもほどほどに車速はぐんぐん上がりピットレーン端で70km/hOverで先ずは、

1周目ラップ3分47秒

2周目 3分49秒

  3周目 3分05秒 (最速ラップ)

  4周目 4分54秒  (エンジンON失敗 ダンロップコーナーを8km/hで上がりました。)

5周目 リタイヤ (セルを回しトライするも火が入らず。)

4周目のエンジン負荷が大き過ぎたのか、熱ダレを起こしたようでした。エンジンに火が入らなくなりました。

各調整を無線で指示しましたが結局リタイヤしました。

こうして、私たちのチームのトライは終わりました。

草津に帰り、エンジンを開けてみるとピストン・シリンダーには傷一つなく、

どうやら、1次減速と2次減速のベヤリング受けにズレが出ていて、スプロケットがその軸受けを支えているネジに干渉していたようです。

これでもつかなぁ?と追加補強部品を前日に足しておいたのですが、作り変えです。

 

フルカウルのモノコックボディ・EFI・全てがはじめての取り掛かりでした。

しかし、何とかなりそうな先が見えてきました。

次は広島です。今回不具合の出た部品は対策をして望みたいです。

ウチのちーむのチビ達が車検・フリー走行・スタート・各ピットを回って写真を撮ってきたので掲載します。

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